やってはいけないヒゲもある。

知らずに損してしまうヒゲとは〜ヒゲは個性、個性は自由。でも社会においてはダメなヒゲもある。怖い・汚い・偉そう〜そんな ヒゲで損をしてはいないか?知らない間に顔が大きく観られてませんか?いつも機嫌が悪そうだ と思われてませんか?いつもニヤケているように思われてませんか?老けたなんて思われてませ んか?映画スターのヒゲも、自分に似合っているかは判らない。ヒゲは男のメイク〜メイクダウンにならないデザインを知っておけば、社会において損をしません。


ヒゲは人によって生え方や範囲も違うので、「とりあえず〜」と伸ばしてしまうと大きな失敗を してしまう可能性が大きいのです。ゆえに「ヒゲなんか」なんて他人から言われてしまう事にな るのです。では、どういうヒゲが駄目なのか?答えは、顔の印象を悪くしてしまうデザインです 。俳優さんのようにキチンと整った顔立ちをしている人は稀で、大多数の人が顔にコンプレック スをもっているのが現実でしょう。そこに何も考えないでヒゲを生やしてしまいますと、そのコンプレックスとなる箇所を余計に強調している可能性がある、という事です。


欧米人に比べて、顔の奥行きなどもない我々が、さらに横から観た顔を薄くするようなヒゲのデ ザインをしていたらどうでしょうか?顔の大きな人が、大きすぎるヒゲを生やしていたら?顔の 大きさに比べて、小さすぎるヒゲだったら?顔の長い人が、さらに長くみえるようなヒゲのデザ インを生やしていたら?年齢を重ねて弛んできた顔を、さらに弛ませるようなヒゲのデザインだ ったら?そう観られないためには「ヒゲを生やさない」という事でななく「ヒゲのデザインを理 解する」という事が大切だと思うのです。


「やってはいけないひげ」の章で紹介する一部のヒゲですが、「駄目なデザイン」ではありません。あくまでも顔との組み合わせが駄目な場合のデザインです。ぜひ参考にしてみてください 。

口髭(鼻の下のヒゲ:mustache、ムスタッシュ)

・唇にヒゲがかかっている。

>唇をヒゲで隠してしまうと、表情も隠してしまいます。接する相手を不安に思わせるので、唇にかかるヒゲはキチンと切りそろえましょう。また、飲み食いの際にヒゲが汚れる原因となります。

・ヒゲ両端が口よりも下がっている。

>口角(口の端)より、ヒゲを下げてしまいますとニヤケた印象になります。また顔全体を下に下げてしまい、実年齢よりも老けさせます。理想的なのは口角から45度上の角度くらいまでの長さです。。

・ヒゲが極端な「への字」になっている。

>鼻を中心に両端が極端に落ち込んだ「への字」の場合は、口自体も「への字」い印象づけるので、良くありません。極端に剃り込むのはやめましょう。顔を下げるばかりか、「怒っている」印象を常にあたえます。自然の場合は「への字」の頂点の鼻下を少し剃るか、両端を短くして印象を和らげます。

・両端が尖っている。

>両端を尖らすと一般的には顔下部を下へ引き下げ、面長な顔の印象を助長します。また気品の高さを演出しますが、同時に神経質な印象を与えます。多少でも丸みをつけてるほうが良いでしょう。

・ヒゲが細すぎる。

>ヒゲを遅くすると、一般的には鼻下が長く見えてしまいます。よほど小顔の方か鼻下が短い人を除き、鼻下から唇までの3分の1以下にしない事が無難です。また鼻下が長く見えることで、女性に対しての下心を感じさせるデザインになります。

・初めてヒゲを生やすのに、口髭から生やす。

>口髭は、ヒゲの中でも人格を印象づけるヒゲになります。日本では「偉そう」などのイメージをつくりだすデザインになります。ゆえに、初めてヒゲを生やす方の場合は、口髭から生やすのはおススメできません。まずは顎鬚から伸ばし、口髭は1・2mm程で刈り揃えておく位がベターです。徐々に存在をデザインしていきましょう。

・ヒゲの両端が中央に比べて濃い。

>口髭を全て同じ長さで切りそろえてしまううと、筋肉の関係で両端だけ濃いような色彩になります。目立ちますと口角が下がった印象の他、頬が太ったような印象を与えます。図の左側のようにトリマーなのでグラデーションをつけて、両端を少し短くします。